
↑ 鉄火味噌
マクロビオティックには「食養」という言葉がでてきます。食物養生のことで、食事で病気を治し、身体を健康にすることです。桜沢如一(さくらざわゆきかず)著「新食養療法」に 「ドンナ病気でも(肉体的なモノはモチロン、精神的なモノでも)みな食物で治る。そして食物で治らない病気はないし、食物養生しないで病気を根治する薬はゼッタイにない。」 と書いています。
ここには、病気を治す食べ物として23品目があげられています。良く知られたものでは、梅生番茶、鉄火味噌、ゴマ塩、本葛湯、玄米クリームスープ、ソバクリーム、などがあります。この中で最も人気の高いものが鉄火味噌です。
管理人は半年前から鉄火味噌を自分で作って毎日食べています。それは食養としての意味もありますが、一食分の食事に、わずか小さじ1杯ほどの鉄火味噌をご飯に少しずつ付けて食べるだけで、食べ終わった後の(私の食事はビーガンに加え、ごはんと一汁一菜。時々一品の副食のみという粗食生活)、口の中に広がる、すばらしいごちそうを食べ終わった後のような、満足感が得られるからです。きっと鉄火味噌に人気が集まるのは、病気を治すからというより、とてもおいしく、いくらでもごはんがいただけるからではないでしょうか。
作り方はネット上にいくらでもヒットしますが、下記に記します。
材料
味噌 220g
ごぼう 80g
蓮根 90g
人参 50g
生姜 10g
胡麻油 大さじ4杯
(味噌は豆味噌か麦味噌で、2〜3年熟成のものが陽性が強くなります)
① ごぼう、蓮根、人参、生姜はすりおろしたもののように見えるほど細かく切り刻む。
② 胡麻油を温め、ごぼう、蓮根、人参の順に炒め味噌を入れてよく交ぜ合わせ、焦げつかせないよう弱火で2時間〜3時間ほど炒める。
③ 最後に刻んだ生姜を入れ、フリカケのようになったら完成。
マクロビオティックでは、野菜は一物全体を食べるという思想があり、皮をむかず、水にさらしてアクを取ることもしません。特にごぼうの皮は大変重要な成分があると言われています。管理人も最近では、ごぼうは皮をむかず、丁寧に土だけ落として食べられるようになりました。アクは油で炒めることで消えていきます。
炒めかき混ぜることで本当は3時間ほど必要ですが、管理人は2時間ほどで終了します。少しベタついていますが、毎日食べ続けることで良しとしています。
味噌を初め材料すべてが陽性。細かく刻みこむほど陽性。胡麻油で炒めることで陽性。炒めかき混ぜることで陽性。陽性がてんこ盛りとなった食品です。極陰性である放射能を、極陽性の鉄火味噌が、鉄がはげしく火花をちらすように、撃退してくれることでしょう。
前のブログに2回続けて、長崎で原爆の爆心地からわずか1.4㎞しか離れていない場所にある浦上病院内の秋月医師と職員、そして入院患者の全員70名が一人も原爆症を発症せず、生き残れたのは奇跡ではなく、味噌の極陽性による中和力であったと書きました。
食べて極美味、食養で最高食、放射能さえ中和するとあれば、どなたでも作って食べてみたい一品ではないでしょうか。作ることが大変ですが、難しければ市販もされています。

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