TNRリポートby西濃地域猫の会 (岐阜県)

TNRとはTトラップ(捕獲)・Nニューター(不妊去勢手術)・Rリターン(元の場所に戻す)

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熊が大量に射殺される闇のうわさ

 今年に入ってから9月末までに熊が2120頭射殺された。日本の本州には熊が多くみつもっても12000頭しかいない。わずか9ヶ月間で17㌫の熊が射殺され、ホロコーストといってもよい恐ろしい事態になってきた。ツキノワグマは世界中でも絶滅動物でありワシントン条約で商取引が禁止されているが日本では不思議に保護動物には入っていない。ニュースで報道されるのは人家の近くに出た、少女が襲われた、足をかまれたという射殺もしかたがない状況ばかりだ。しかし報道もされない残りの98㌫以上の熊射殺の実態は、闇の中の出来事として記録だけが残ることになる。異常ともいえる日本での射殺頭数の多さは本当に人命を守るためだけに殺されているのだろうか。

 日本には昔から熊の胃や胆のうから漢方薬を作るために殺され続けた歴史がある。現在も輸入品が大変高額で販売され、熊の胆汁は金よりも高い値で販売されているのがネット上で検索できる。前回書いたブログの、熊の射殺が続いた岐阜県内の町役場に取材にいったもう1つの理由は、この事実を確かめたかったからだ。
 
 職員に射殺後の熊の遺体をどうしたか尋ねた。初めは岐阜大学に連絡をしたがいらないと拒否され火葬にしたと言う。内臓を抜き取った事実はないかと聞くと、それはいっさいなくブルーシートに躯体をそっくりそのまま包んで火葬にしたと言う。   
 私はさらに岐阜県庁の地球環境課に問い合わせてみた。過去に射殺された熊の記録はすべて記載されていたが、遺体をどうしたかの記録は全く残っていない。ちなみに今回の事件で4名の県職員に質問したが全員熊の内臓が高額な値段で売れることを知っていなかった。

 古代から活躍するマタギは獲物が熊だった。毛皮をとること、熊肉を食べることはあまり重要視されていない。目的は熊の胆のうだ。彼らはこれをストーブの上に干し乾燥させたものをすぐには売らず貯蓄として蓄えた。生活に困った時、漢方薬を作る業者が高く買ってくれるのだ。漢方薬では最高級の薬だといわれる。熊の狩猟を続けることが生活の安定に結びついたのだ。

 闇のうわさがどこまで本当なのか私には知ることができない。しかし以上書いてきたように日本には昔から熊の肝を目当てに熊たちは殺され続けた歴史がある。熊のすべての射殺記録はもちろんのこと、遺体をどうしたか、内臓をぬいたなどの詳細までしっかり記録に残さなくてはいけないのではないか。人の命を守るためにという理由の影にこのようなうわさがささやかれるのでは、国民は熊射殺の異常な多さに納得などしないだろう。闇のうわさが事実無根であることを示してほしい。
 
 ニュースで熊の恐ろしさばかりが報道され、益々熊射殺が正当化されていく。闇で金儲けのために命を奪われる熊の悲惨な出来事は報道禁止になっているのか。闇でささやかれる射殺のうわさが、各地で多発する熊射殺のニュースを聞くたびに私の胸に重苦しくのしかかってくる。
 
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熊の射殺 2120頭! (本年1月から9月末まで)

 岐阜県西部にある町で10月21日にイノシシを捕獲する檻に熊がかり猟友会によって射殺された。この少し前にも1頭が射殺。さらに26日に小熊が檻に入っているのを捕獲された。射殺か放獣か個人の飼い主行きかでもめていたが、熊を飼う個人の施設に行くことが決まった。

 会のメンバーと私3名で、本日お昼に問題の役場にお話を聞きに行った。担当者はあいにく出張で他の職員さんが対応してくれた。
 私は初めにイノシシの檻に入っている熊を何故そのまま山に持っていって放獣しないのかと詰め寄った。岐阜県にはイノシシを捕まえる檻にはツキノワグマ(おそらく小熊)が逃げられるように穴を作る義務がある。または、イノシシの檻にかかった熊は原則逃がさなくてはいけない決まりがある。それをなぜあえて射殺しなければいけない状況だったのか問いを発した。住民は殺せという。さらに、放獣するには所有権のある個人の山に逃がすことになるので許可は得られないことの2つが理由だったと言う。(町で使われたイノシシの檻には小熊が抜け出せる穴が開いていないものであった。イノシシの捕獲ができるのは11月の中旬からであるが、特別に許可を得て設置してあったことを付け加えておきたい。)

 住民全員に意見を求めたわけでもないだろう。山の所有権は人間世界の決まりごとであり、動物たちの世界には通用しない。さらに言わせていただければ、もともとが動物たちの住処を人間が勝手に自分たちだけのもののように開発していったことが問題の発端ではないか。高速道路を網の目のようにつくって野山を分断し、動物たちの生活する場所を次々に取り上げ、いったん捕獲されれば何処にも住むことができないなどと真面目に考えるとは、思い上がりもはなはだしい。私たちは動物たちの住居に間借りさせていただいているのではないのか。

 山に食べ物がなければ熊が人里におりてくるのは当然だろう。下りてこないようにする対策などは何もしないで、空腹に耐えかねて人里に下りてきた熊を射殺することしか考えが無い岐阜県の行政。ボランティアさんが山にドングリや栗、柿を運んで熊が下りてこないよう大忙しをしている時に、行政の無関心さ、殺すことにしか考えの無い異常さに、猫保護活動している私たちにはいつも苛立つばかりだ。26日に捕獲された小熊さえも射殺の選択枝にはいっていたという、なんという恐ろしさ。将来人里に出てきて悪さをするのではと見越して殺処分を考えるとは人の行いではない。職員と話していて彼はうっかり21日に射殺した熊を「親熊」と言い、すぐに「成熊」と言い直した。小熊は親子で空腹をかかえ生きる糧を求めて下りてきたのだ。それが地獄へと一変したことが哀れでならない。動物愛護精神を啓蒙する相手は行政と言ってよいだろう。

メモ ツキノワグマの推定生息数は、本州全体で8000~12000頭程度。世界中で希少動物に指定され商取引はワシントン条約で禁止されています。先進国で日本のみがなんの保護政策もとられていません。日本では毎年2000頭以上が射殺されています。
 日本では昔から熊の胃から漢方薬をとるために殺され続ていた経緯があります。熊の胃は大変高額で売買され、これが日本での熊射殺頭数が膨大に多い理由ではないかとも言われています。
 トラは内臓が漢方薬を作る材料となり、100年前のわずか5㌫にまで減り、世界中に5000頭しか生きておらず、もはや絶滅寸前であることを付け加えておきます。 

 皆様にお願い
 本年は猛暑で山には木の実や果樹が何も無いという大凶作の年になりました。熊たちは空腹に耐えかね人里に多数下りてくる年になりそうです。県庁に役場に訴えなければ、熊の射殺はどこまでも続きます。山から熊が下りてこない工夫をいっさいやりもせず、熊を殺すことしか考えの無い行政へ、どうか皆様の声を電話やメールにして訴えてください。少数の者が叫んだところで何も変わらないのです。国民の多くの人たちの声がようやく行政の重い腰をあげさせます。
岐阜県県庁 058-272-1111 地球環境課
 私が話した地球環境課の職員はイノシシの檻に小熊がぬけられる穴を開けておく義務があることを知りませんでした。これでは取り締まりもできず、問題の町へ射殺を指示してしまうのは起こるべきことでしょう。このようなことが無くなるためにも皆様の多くの声が必要です。

ドングリや柿などの支援物資は「熊森」さんへお送りください。会でも集まり次第送付します。
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立つことができない仔猫 その3 自立歩行しました

2010年10月26日午前撮影
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 日に日に元気になっていくトコちゃんは3日前の10月24日の夜、ついに4本足で30cmほどの距離を歩行することができました。お尻は下がっていましたが、完全に自立歩行していました。そして本日26日の午前に歩行する写真を撮影しました。3日前とは違いお尻を上にしてゆっくりですが歩き始めました。この撮影をするのに8回も歩いてもらいましたが、この画像が一番良くできていました。
 
 箱から出て歩くようになり危険ですので、ケージの柵を周囲に置きました。毛布を敷いた段ボールの箱の中で寝ています。生後6ヶ月で体重1.3㎏と小さすぎる子ですが、この仔は少しずつ成長していくタイプなのだと思います。来月には快活にトコトコと歩くトコちゃんの姿をこのブログに掲載できることでしょう。

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立つことができない仔猫 その2 

2010年10月18日 午前撮影
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 ↑数秒ですが自立しています! 
 9月19日のこのブログに登場した「立つことができない仔猫」のトコちゃんは、お尻をついたままでしたが「の」の字を描くように歩くことができました。食が細いうえに未だ流動食での給餌のため、なかなか筋肉がついてくれません。少しずつ肉ができていくにしたがって歩行の可能性もでてきました。生まれて6ヶ月目の仔ですが発育が遅れがちなだけかもしれません。排尿・排便もお腹マッサージをすると出ますが、自力ではまだ難しいのです。
 このままあせらずに見守っていきます。眼がいきいきと輝きはじめましたので、きっと元気な身体になってくれることでしょう。

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日本で捨てられる猫の本当の数 その2

 岐阜県では1年間に保健所に持ち込まれる猫の総数は3.500匹程だ。すぐ隣の愛知県は全国最多12.000匹で、愛知県よりもはるかに少ない。このブログで何度も書いているように、岐阜県では山や川などが自然の処分場になっているため表面にその数値が現れていないと考えてよい。これは岐阜県だけの問題ではなく、日本全国どこも同じだろう。保健所まで車を走らせなくとも、手近な場所に人知れずいくらでも捨てられるのだ。
 
 日本では飼い猫が生んだ仔猫を1年間に何匹、人為的に捨てられているのか。
 環境省が2003年6月26日~7月 6日までに2202人を対象にした調査では、ほぼ30㌫の人たちが飼い猫に避妊去勢手術をしていない。5年ほど前の数値だが日本には800万匹の飼い猫がいるという報告がある。メスの飼い猫の避妊手術をしていない割合をそのまま30㌫とすると、飼われている800万匹の猫たちの半分がメス猫であると仮定して400万匹。その30㌫の120万匹ものメス猫が避妊手術を受けていない。猫は普通、年に1~3回、1度に3~5匹の仔を生む。生まれた仔はすぐに捨てに行くと仮定して、1年間に生まれ出る仔猫の総数は最小360万匹から最大1800万匹という膨大な数の仔猫たちになる。保健所に持ち込まれる1年間18万匹の仔猫では少なすぎる。避妊手術をしない飼い主が生まれた仔猫を里親募集するということは考えにくい。里親募集をする気持ちのある人たちはほぼ全員避妊手術をする人たちである。保健所に持ち込まれる仔猫18万匹を差し引いた、342万匹から1788万匹の仔猫を野や山や海そして川に捨て去るしかない。さらに野良猫たちが生む仔猫の数を加えるといったいいくらになるのだろう。想像もできないほどだ。

 殺されるためだけに生まれ出る何千何百万という命。これをなんでもないことのように無感覚で処分し続ける人たち。そしてこの人たちのしていることを黙認し続ける私たち。猫問題というのは自然発生的に起きたものではなく、人為的に起きたものであり、人の心の問題であることがよく分かる。

 メスの飼い猫には避妊手術の義務化。野良猫は行政主導のTNRの義務化。飼い猫は室内飼いが鉄則。これで猫問題は急速に改善していくことだろう。殺すことよりも繁殖制限をすることのほうがはるかに効果的であることは、猫問題に興味のない人にもすぐに分かることではないか。

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