TNRリポートby西濃地域猫の会 (岐阜県)

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放射能を味噌が中和する

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 ↑ 桜沢如一(George Ohsawa)の声『判断力の話』(1/6) You Tube こちらをクリック

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 ↑ 桜沢如一(George Ohsawa)の肉声『GO、母を語る』(1/7) You Tube こちらをクリック
 マクロビオティックの創始者・桜沢如一氏の貴重な肉声を公開します。
 ~日本CI協会に保存される桜沢如一資料の調査・保存プロジェクト さんより
 George Ohsawaというのは桜沢如一氏が海外で活躍した時の名前です。注・管理人

 前回のブログ「放射能汚染を食品が中和する 被曝医師 秋月辰一郎 医師」からつづきます。

 身体の弱かった秋月辰一郎医師は、マクロビオティックの創始者である桜沢如一(さくらざわゆきかず)氏のもとに通い直接、食養指導を受けられていました。桜沢如一著「心臓を入れ替える法」のモデルは秋月医師です。それゆえ、なぜ味噌と玄米と塩で放射能の害を回避できたのかは、マクロビオティックの思考法でまず初めに書いていこうと思います。

 秋月医師は、職員と入院患者70名の全員が、原爆症にも罹らず生き残ることができた理由を『体質と食物』秋月辰一郎 著 で「その原因の一つは、ワカメの味噌汁、であったと私は確信している。放射能の害を、ワカメの味噌汁がどうして防ぐか、そんな力が味噌汁にどうして有るか。私は科学的にその力があると信じている。」と発言されています。
 ワカメにはヨードが豊富ですが、放射性ヨードを防ぐことができても、プルトニウム爆弾に含まれている他の放射能物質には無力です。秋月医師は味噌・玄米・塩の中で、最も力を発揮したものは、味噌であったと確信されているようです。そして後に、先生は広島大学の原爆放射線研究者に実験を依頼。ここで味噌が放射能を排泄するという結果が出たのです。
 実験はラットに味噌を塗ったビスケットを与えて行われました。味噌には熟成初期・熟成中期・熟成後期の3種類を使い、効果が高かったのは、熟成後期のものでした。さらに実験を始める前から味噌を与えていたラットにのみ、効果があることが分かりました。原爆投下の1年前に秋月医師が浦上病院の院長として赴任して以来、入院患者には、玄米とワカメの味噌汁を提供していたことが幸運な結果となりました。
 「爆弾をうけた人には塩がいい。玄米飯にうんと塩をつけてにぎるんだ。塩からい味噌汁をつくって毎日食べさせろ。そして、甘いものを避けろ。砂糖は絶対にいかんぞ」と主張し、職員に命じて強引に実行させました。
 原爆の被害に遭ってもなんとか元気でいたのに、砂糖を食べたらみるみる元気がなくなり、亡くなってしまう人々を見て、秋月医師は、砂糖は悪魔の食物とまで思ったと言います。管理人は大の甘党でしたが、この歳になってようやく砂糖の恐ろしさをはっきり自覚できるようになりました。病気の人に、お見舞いに行くときには、ケーキや和菓子などの甘い菓子類は、絶対に持参してはなりません。

 実際の実験結果から味噌が放射能を排泄することが分かりましたが、その仕組みはどのようなものなのか?ここからマクロビオティックの理論で解説したいと思います。マクロビオティックには無双原理という陰陽論があり、これを少し理解していただく必要があります。陰陽論をわかりやすく解説した、桜沢如一 著「魔法のメガネ」を読みましたが、なかなかと難解です。管理人が35歳頃にマクロビオティックを知って購入した桜沢如著「新食養療法」には次のように書かれています。初めて陰陽理論を読まれる方はなんのことやらさっぱり分からないと思います。抜粋事項は飛ばして、その下に書いた、「簡単な陰陽理論の解説」からお読みください。

桜沢如一 著「新食養療法」より抜粋。

陰陽の見分け方
 無双原理 (真生活法はこれを実生活化すること) はスべテのモノゴトを二つに分類し、これに▽(インyin) と△(ヨウ yang)と云う名をつけます。この▽△をうまく調和するところに自由と幸福、健康と平和が生れ、これかみだれるトコロにナヤミとヤマイ、クルシミとカナシミが生れるのです。で、まず▽△の分類の標準を表にして見ましょう。(以下「新しい栄義学」の101頁より)
   ×
 無双原理は磁石の様な構造をもっています。それにはたゞ北と南の代りに陰と陽と云う文字があるだけです。これで森羅万象から大宇宙、大自然の全体まで、一々時と処に従って、陰性、陽性を決定するのであります。食物ももちろんです。この世の中にはいろいろなものごとがありますが、すべてを分類すると二つ‐‐陰性と陽性になります。これ以上に分けると三つになり百、千、万になっても分けきれません。人間は千人千様ですが、要するに男(陽性)と女(陰性)の二つしかないのです。電気もいろくな姿をとりますが要するに陰(マイナス)か、陽(プラス)しかありません。中性などと云うのは陰と陽が殆ど同じほどあるのでしょうが正確にしらべたら必ず陰か陽か何れかが多いのです。だからやはり陰か陽です。

 大は宇宙から小は原子核の構造に至るまで、みな陰陽の秩序があります。宇宙なら宇(時間)は陽性で、宙(空間)は陰性です。細胞なら核や染色体やコンドリユムが陽性で、原形頃が陰性です。陽性の中にも強いのと弱いのと無数の段階があります。そしてより強いものは、より弱いものより陽性で、より弱いものはより強いものより陰性なのです。これで陰陽を決定する原理が相対的であることがお分りでしょう。
 そこで食物なり、いろいろな事物なりの陰陽を決定する標準は何かと云うことになります。一口に云えば陰性なものとは「陰気なもの」であり、陽性なものとは「陽気なもの」であります。人間で云えば女は陰性で、男が陽性。生物学的に云えば動物は陽性で、植物は陰性。大小形状で云えば、大は陰性、小は陽性。重さでは、軽いのが陰性、重いのが陽性、生化学的に云えばナトリウムを代表者とする一群の元素(炭素、水素、砒素、苦土、-‥)が陽性で、カリウムを代表者とする一群(酸素、窒素、燐-‥)が陰性。植物(陰性)にはカリウム多く、動物(陽性)にはナトリウムが多い。この調子でつゞけてゆ-と読者はきつと退屈されるでしょう。だから、こゝでは食生活に必要な要件だけの陰陽のかんだんな素人用の表をお目にかけましょう。

 (表には次のように書かれています。注・管理人)
陽性△ 熱いモノ・動くモノ・ちぢむモノ(小さいモノ)・下がる(重い) モノ・短いモノ・K/Na<5・(動物) (時間) 求心力

陰性▽ 冷たいモノ・静かなモノ・のびるモノ・(大きいモノ)・上がる(軽い)モノ・長いモノ・水っぽいモノ・5
中略
 だから私共はいつでも陰陽の調和をとらねばならず、陰なるときは陽を、陽なるときは陰をとらねばなりません。例えば陽気な夏や南方園では陰性な植物性食品をとり、その反対に、陰気な夜は陽性な曖さ熱をとるために、家に入ったり、蒲団を着たり、又冬や寒帯では塩気 (ナトリウム) を強くすること或は動物性の食物を取る事も、暖かい国よりは多く許されます。陽性の男性が陰性の女を欲するのもこの自然の理にもれません。陰性な男が独身主義を守るのは、自分が陰性であるから陰性の女を要求しないのです。陽性の女が陽性の男と相容れないで夫と離婚するのも理がないではありません。
 (七) 陰性な人は自分で陰性な食物を多く取ったか、母胎時代にその母が陰性なものを多くとったかであります。(この実験は子供にやって見ると一日ででも立証されます。)

中略
(九) 陽性の世界にゆげはゆく程大いにのびるのは▽性であります。陰性の植物は夏になればなる程、赤道へ近づくほど大きくなります。もし大きくならないのがあったらそれはより陽性なのです。動物は冬になれば脂肪がつき夏になればやせます。南方の人間は年中痩せているのが正しいのです。
 動物は北へ行けば北へ行く程大体大きくなります。人間、熊、馬、カラスなどはその例です。しかし象や、猿の様なのは暑いところへゆく程大きくなりますから陰性なのです。キリンや、ゴリラや、チンパンジーの様に暑い処でなくては住めないのは陰性がよほど強いからです。又白熊や、燕の様に寒くなくては困るのは大いに陽性なのです。植物でもこんな例があります。白樺や松の木の如きは暑い方や海崖へゆけば却って小さく固くなり山の中やシべリヤにゆけば大きくなります。こんな例で、諸君は陰性の中にも陽性があり`陽性のなかにも陰性がある事がお分りになった事でしょう。
 以上の如き説明をおよみになって'さっぱり分らなくなった方もあるでしょう。 しかし、食生活指導原理としての無双原理の実用性はそんな事ではちっとも傷けられませんから御心配なく。つゞけてお話申上げる実用的な方面を御よみ下さい。それだけで十分です。いや理窟が大事だ。それが正確に知りたいという熱心な方は、『無双原理・易」を参照されることです。

以上 抜粋終了。

「簡単な陰陽理論の解説」

 管理人が初めてマクロビオティックの陰陽理論を読んだ説明文には次のように説明されていました。
 陰は冷たく柔らかく拡散するもので、陽は暖かく硬く収縮するもの。
 例えばごぼうは陽性の際立った食べ物です。マクロビオティックでは大変よく使われる食材です。ごぼうは自分自身の身体が大変熱いので、それゆえ冷たい地中深く深くまっすぐに伸びて身体を冷やし調和をとっているのです。それゆえごぼうを食べると、私たちの身体を温めます。バナナやパイナップルは自身の身体が冷たく陰性のくだもので、暖かな南国でなければ育ちません。それゆえこれを食べた私たちの身体を冷やします。冬に私たちが食べると身体を冷やし健康をそこないます。夏にできるトマトやスイカも陰性の食べ物ですが、極陰性である砂糖をふりかけて食べる人はあまりいないでしょう。極陽性である塩をふりかけ陰陽の調和をとることで、私たちはおいしいと感じます。このように陰と陽が共にあわさり、調和させることで健康と平和が訪れるという理論です。

 ベジタリアンがほぼ毎日使う食材に豆腐や納豆や豆乳があります。これは陰性の食べ物です。冬に冷や奴を食べたり、冷たい豆乳を飲むと身体の冷えから不具合がでてきます。豆腐は揚げだし豆腐にしたり、湯豆腐や肉なしのベジ用マーボ豆腐に。納豆は納豆汁に。豆乳はホット豆乳に。熱を加えて陽性に変換してから食べてください。
 ネットにはマクロビオティック関係のページがどっさりと山のようにヒットします。是非そちらでもお読みください。

 長々と陰陽理論を書いてきましたが、マクロビオティック流の考えを基にして、味噌が放射能を中和することを簡単に説明します。
 原爆は瞬間に6000℃もの高温を放出して拡散し、その燃えカスは極陰性のはずです。これに極陽性の食べ物である味噌と塩を放射能に反応させると、しっかり中和するだろうと考えられます。ここで、極陽性である肉類を反応させてはいけません。桜沢如一氏は「泣いて逃げまどうものを食べるべきではない」 「人は陽性であるから、陰性の植物を食べて調和をはかるべき」と菜食をすすめています。
 
 浦上病院の職員と入院患者さんが食べていたのは麦味噌だったようです。味噌には陽性の強いものから、豆味噌、麦味噌、米味噌となりますので、放射能には豆味噌が大変効果を発揮できることでしょう。
 マクロビオティックで取り上げている味噌は昔ながらの製法で作った添加物を使わない2年から3年の熟成味噌です。1年熟成の味噌では、やや陰性ぎみで、極陽性とはいえません。当時の古式味噌は放射能に対しての中和力はそうとうなものであったはずです。塩は自然塩で海水のミネラル成分がしっかり入っていなくてはなりません。管理人が食べている味噌は3年熟成のもので、原料は大豆・食塩と明記されており、価格は450g入りで550円ほどのものです。田舎に住んでいる管理人が唯一近所のお店で購入できる豆味噌です。

 ここで、味噌汁を毎日しっかりとると塩分のとりすぎが心配という意見がでてくるはずです。ビーガンやベジタリアンなら、身体がほしがるだけしっかり自然塩を取る必要があり、なにも心配はありません。しかし肉食をする人たちは、塩分の取り過ぎとなりますので、注意が必要です。理由を簡単に書きますと、肉そのものにすでに塩(ナトリウム)がしっかりと入っており、さらに味付けにソースや塩などをかけて食べているからです。塩分の取り過ぎに注意しましょうというのは、肉食を続ける人たちのためのものです。
 肉食のあやうさを陰陽理論でもう少し補足してみます。極陽性である肉を食べると身体がカッカと熱くなります。当然、身体が求めるものは、野菜サラダ、ポテト、コーヒー、フルーツ、甘いケーキ、アルコール、アイスクリーム、水など、陰性で身体を冷やすものばかりが必要になるという訳です。この中で、サラダと水はよいとしても、後は摂らない方がよいものばかりが目立ちます。

 放射能汚染を味噌が中和することをマクロビオティックの考え方で書いてみました。管理人はさらに私たちの身体の中で生きている、100兆匹もの腸内細菌も放射能の除去に活躍しているのではと考えています。この話は次回のブログに続きます。

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放射能汚染を食品が中和する 被曝医師 秋月辰一郎 医師

150122アンゼラスの鐘
↑NAGASAKI1945 ~アンゼラスの鐘~ 予告編 - YouTube こちらをクリック

 長編アニメーション 医療活動と反核運動に残生涯をささげた、秋月辰一郎医師の物語
  虫プロダクション制作 お問い合わせは 有限会社 関西プロデュースセンター

150122死の同心円

NBC長崎放送 被爆者の証言 秋月辰一郎 こちらをクリック

 2011年3月11日に福島原発事故が発生してから、早や4年の歳月が来ようとしています
 発生当時は、ネットで様々な情報を読んだり、原発反対デモに参加したり、講演会を傍聴しにいったものでした。それがいつのまにやら関心事からうすらいでゆき、もう過去の終わった事柄のように思えてしまいます。

 しかし、放射能の恐怖はまだ始まったばかりで、今後100年以上も私たち日本民族を苦しめてゆきます。食物や水など口からはいるものはもちろん、ガレキをリサイクルするために、放射線を発するセメントがすでに作られており、これで作られたビルや住居や道路、小さなものでは、レンガやブロックや植木鉢、灰皿のようなインテリア小物など、今後、放射線はいたるところで私たちの身体に入り込んで遺伝子にキズを付けていくことでしょう。
 原発事故が起きてまもなく、放射能汚染から身を守るために、味噌と玄米と塩がよいとネット上での書き込みがありました。まさかと、当時の私は相手にもしませんでした。

 2012年3月から管理人は完全菜食者になったと、このブログにも書きました。毎日食べる食品の大切なものを書きますと、天然醸造の味噌と醤油・自然塩・7分づき米(時々玄米)・自家製の漬物・豆腐や納豆などの大豆製品・そして野菜です。1日の摂取カロリーを計算したことはありませんが、2000kcalに満たないはずです。栄養士が言う、肉や野菜や果物を30種類の食品をバランスよく食べている人たちと、互角かそれ以上元気に働くことができるのが不思議というより、痛快といったほうがピッタリします。
 この仕組みは、のちにこのブログでも詳しく書きたいと思いますが、簡単に書きますと、私たちの大人1人の身体の中には、総重量3㎏から1.5㎏もの腸内細菌が100兆匹も住み着いています。彼らが、アミノ酸をはじめ様々な栄養素を合成し生産してくれるからです。生産するだけでなく、人の身体にできたガン細胞や悪いものを食べてくれたりと、人の健康維持のために働いてくれ、善玉菌とよばれます。放射能汚染物質も食べてくれるかもしれません。これは肉食をすることで機能することが難しくなります。というのは、肉は身体に入ると猛烈に腐敗を起こし、悪玉菌が腸内をのっとってしまうからです。
 もう1つ大切なことは、マクロビオティックの食べ物の陰陽理論においても、極陰性である放射能を極陽性である天然醸造の味噌と自然塩で中和する可能性が考えられます。陰陽理論は難しく、これものちにこのブログでも書いていきたい事柄です。

 以上のようなことを知るにつけ、私は俄然、味噌と玄米と塩の力で、放射能汚染にも対処できるのではと思い始めました。


 早速図書館から借りた本は「死の同心円 秋月辰一郎 著」です。「死の同心円」は長崎に原爆が投下され、その爆心地から1400メートルしか離れていない病院で入院患者と医師看護婦を含む70名が、一人も原爆症にかかることなく生き残りました。虫プロプロダクションの長編アニメ「アンゼラスの鐘」はこの著書をもとに制作されました。
 著者の秋月辰一郎医師は桜沢如一(さくらざわゆきかず)氏のマクロビオティックを学び、病弱な身体を克服した菜食主義者で、89歳まで生きられた先生でした。原爆投下の1年前に秋月医師が院長として赴任して以来、入院患者には、玄米とワカメの味噌汁を提供していました。爆心地から1400メートルしか離れていない場所で被曝した、病院内の70名が、原爆症にもならず天寿をまっとうできたのは奇跡ではなく説明のつく事柄であったにちがいありません。
 ( なお、「死の同心円」は、長崎原爆の実態記録を後世に残すために書かれたもので、ある食品が放射能汚染を中和することに焦点をあてて書かれた著書ではありません。)
 
 爆心地付近の惨事はどのようなものであたか、長くなりますが本文を抜粋しました。とても書くことができない悲惨な事柄はこの場でははずしました。苦しみに会われた方々のご冥福をお祈りいたします。

「死の同心円」秋月辰一郎 著 長崎文献社 より転載
p134
 八月十三日ごろからあたらしい疾病に直面した。あとになって、原爆症とよばれるものである。その症状の患者は十六日をすぎると、にわかに数を増し、数日中に症状が悪化して、バタバタ死んでいく。患者の年齢や抵抗力の強弱によって、死までの時間に多少のズレがあるが、ハッキリいえることは、爆心地からの距離に比例して照射量に大小があり、それが激症、中等度症、弱症の区別をつけていることであった。つまり、本尾町、橋口町、浦上天主堂付近、上野町の人々は激症で、本原町一丁目付近(ここにこの物語の浦上病院がある。現在の聖フランシスコ病院。 注・管理人)がそれにつぎ、爆心地からの同心円の直径が伸びるにしたがって、減症になっていくことがわかった。減症の人たちは、一週間ほどの間に、じょじょに症状があらわれて死んだ。
 血球計算器もなく血球を染色して顕微鏡で見る装置もない。リンゲル注射も、輸血療法もできない。
. 私は想像と推理によってこれを「レントゲン・カーター」(レントゲン技師の身体が、だるくなる症状 注・管理人)に似たものと断定し、私がそれに苦しめられたとき、よく食塩水を飲んだことを思い出した。レントゲン・カーターの患者に、生理的食塩水よりすこしおおく塩分をふくんだ水を飲ませることは、レントゲン教室で働いている者の常識であった。私には原子生物学の知識はなかったが、「爆弾をうけた人には塩がいい。玄米飯にうんと塩をつけてにぎるんだ。塩からい味噌汁をつくって毎日食べさせろ。そして、甘いものを避けろ。砂糖は絶対にいかんぞ」と主張し、職員に命じて強引に実行させた。(塩は極陽性であり極陰性の放射能を中和するが、砂糖は極陰性であり、共に身体をむしばんでいく。注・管理人)

 それは、私が信奉しているミネラル栄養論とも一致する考えかたであった。私は石塚左玄氏の桜沢式食養学を学び、自分なりに工夫して食養医学をつくり、みずから秋月式栄養論と名づけた。
この考えかたにたてば、食塩のナトリウムイオンは造血細胞に腑活力をあたえるが、砂糖は造血細胞にたいする毒素である。おなじ野菜でも、カボチャはいいが、ナスはよくないということになる。(かぼちゃは陽性、ナスは陰性。注・管理人)
浦上第一病院の患者と職員に、こうして私のミネラル栄養論を実践したが、ついでに死の灰がいっぱい付着したカボチャもずいぶん食べさせてしまった。せっせと味噌汁にいれて食べたので、二次放射能で腸をやられたかもしれない。もっとも、味噌の解毒作用によって、プラスマイナス・ゼロになったと考えられる。

p146
 被爆後四十日間に恐怖心が強くなる
原子爆弾の恐怖は、被爆の瞬間だけではなかった。いやほんとうの恐ろしさは、八月上旬から九月のおわり、あるいは十月のはじめにかけての約四、五十日間に、ひしひしと体験させられたのである。
本原町よりしたのほうに住む人々や、私たちの病院にいる職員や患者にとって、この四十日間の一日一刻は、つねに死に直面したものだった。目に見えぬ魔物におびやかされた一日一日の生活であり、生命であった。
 原爆症、放射能障害と、いろいろ名前をつけることはできる。しかし、それはあくまで名前であって、本体はなにかわからない。それは最愛の子や妻を奮っていく魔物であった。原子爆弾の中心地から五百メートルから二千メートルの距離で被爆した人々が、この四十日間のあいだにほとんど死んでしまったのである。
 しかもその四十日は、混乱の真っ最中で、科学も救助も医療も報道も、きわめて不十分な活動しかできなかった。人々は焼けただれた芋畑や夏草のなかで、ある者は親兄弟に看とられながら、ある者は幼い子どもの泣き声を聞きながら、ある者はたったひとりで看護もうけられず死んでいったのである。
 原子爆弾が投下されて最初の一週間か十日のあいだにバタバク死んでいった人々は、全身火傷、急性激症の原子病だった。それは恐ろしいものではあったが、あまりにも急激な死で、医師として静かに考える余裕はなかった。あっという間に、無数の人々が虫けらのように焦げて、紫色になって死んでしまったのである。
 だがそれにつづく四十日間は医師としての私にまったくことなった苦しみと悲しみをあたえた。なぜならそれ以後の死は、原爆症であれ化膿症との合併症であれ、じょじょに人間の生命を破壊していったからである。医師としての私は、確実にせまりくる、しかしどうしても免れることのできない死と対決せざるをえなかった。

p148
 爆心地から五百メートル以内で被爆した人は、八月十五日までにすべて死んでしまっていた。
五百メートルから干五百メートルの距離で爆撃をうけた人々は、最後まで私に神の摂理を説いた修道女たちのように、八月十五日以降九月下旬までにつぎつぎに倒れていった。常清女学校にいた二十三名の修道女と修道女志願者は、こうして全員が死んでいったのである。この時間差は、爆発時の放射能の量が、物理的条件によって,多少の差があったためである。物のかげ,煉瓦のした、木造家屋のなか,コンクリートの建物のなかなど、物理的条件のちがいによって原爆症のあらわれかたも定かではなかった。またその人の体質や年齢による差もあった。おなじ条件下の家族でも、年少の人ほど抵抗力か弱く、急に死ぬようであった。しかし、一度最悪の病状を脱すると、年少の者のほうが回復は早かった。
 きのうまで、
 「おかげで私はなんともない」
といって感謝の祈りを捧げていた修道女が、きょうになってぽっくり死ぬようなことは日常茶飯のできごとであった。その人を看病し、臨終にお祈りをし、土葬を手伝った健康そうな修道女が、その翌日になって、急に皮膚に溢血斑を発見する。やがて口内出血がはじまり、悪心、嘔吐、血便をくりかえす。
 「ああ、私もあの死んだエリザベットといっしょです。先生--」
慄然として報告に来てから、彼女の死までは四、五日しかなかった。自分が土葬してやった人とおなじように死んでいく。この恐怖がほんとうの原爆症の恐ろしさであった。これが四十日間つづいたのである。
 妹の死をみとった翌日、今度は自分の髪の毛が抜けはじめたという患者の家にも往診をした。
「先生、死んだ妹とまったくおなじ症状です。私もきっと死ぬんですね」
まだ埋葬をしていない妹の屍体に覆いかぶきって、その姉は泣いた。事実、彼女にも悪心、嘔吐がはじまり、皮膚には原爆症による死を予告する紫色の斑点が出はじめていた。
 「元気を出して養生しなさい」
そういって力づけるよりほか道はなかった。医師として、これほど残念なことがあるだろうか。 
「死の同心円だ--。魔の同心円だ」

次回のブログに続きます。

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愛媛県初!毛皮反対パレード~2015_01_25(日曜日)~決定!

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 詳細は ももにゃんさんのブログで こちらをクリック

 動物たちの苦しみが、こもりにこもった毛皮を着用することはやめましょう!!毛皮生産現場の真実を知ったなら、毛皮など首に巻きたいと思う人は一人もいなくなることでしょう! 吾輩も毛皮反対である! 管理人






ヨークシャテリア探しています 愛知県 尾張旭市旭前町

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 昨年12月5日に尾張旭市旭前町からいなくなった、赤い服を着たヨークシャテリアが、今年1月14日に「尾張旭市ユニクロの裏の通りを、三郷方面のカラオケ屋やガストのある方面へ歩いてゆき、途中で民家の中へ入って行きました。」という目撃者さんが現れました。

 こちらの方面で見かけられました方、是非、飼い主さんか当会にご連絡ください。

 飼い主 まつむら様 電話 090-3446-3376 
             Eメール x_xbooo@hotmail.com

 当会 Eメール catpro110@ybb.ne.jp

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あけまして おめでとうございます

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 新年あけまして おめでとうございます

 旧年中は皆様のご支援をいただき、当会は活動を続けることができました。本当にありがとうございました。猫は、どちらかといえば犬に比べて嫌われることの多いマイナーな動物で、なかなか保護活動にまで理解がされず、そのような中でご支援いただける方々がみえるということは、本当にうれしく励みとなっております。今年も大いに頑張っていきます。

 元旦の私の住む町では、朝5時ころから天気予報どおりの雪となりました。シャベット状の雪は氷水の中にいるようで、手足が凍えてきます。我が家の猫たちは、暖かいパネルヒーターの入ったねぐらに避難して、お腹がすいた時、私に「腹へった! 」とねぐらから出てきます。なんという幸せな子達なのでしょう。外で生きる猫たちは命がけでこの寒い冬を乗り越えなければならないというのに! 1日も早く暖かな春がやってくることを願ってやみません。

 今年は寒い冬が続きそうです。どうぞ皆様、お元気で風邪などひかれませぬようご自愛ください。

 本年もどうぞよろしくお願いいたします。管理人

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