TNRリポートby西濃地域猫の会 (岐阜県)

TNRとはTトラップ(捕獲)・Nニューター(不妊去勢手術)・Rリターン(元の場所に戻す)

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初めてのTNRと里親募集 体験記

 2010年5月にYさんから会にメールで相談が入った。対応したのは会員のニャンと幸せの管理人Iさん。成猫5匹のTNRと仔猫4匹の里親さんへの譲渡。TNRと里親募集という初めての体験談を書いていただきました。野良猫でお困りの方は是非お読みください。現在は2匹の仔猫を里親募集に出しています。 
 
 前略、体験談のことでお話をいただいてからご連絡が大変遅くなりましたが、これまでのいきさつと、外猫たちのTNRと仔猫たちの里親探しのこと、そして今回のことを通して学んだことや感じたことを書いてみました。

「外猫たちのTNRと仔猫たちの里親探し2010」
 
 昨年の中頃から、数匹の野良猫たちが家の裏小屋に寄り付いてくるようなりました。私たち家族は猫好きということもあり、お腹を空かして鳴いて寄って来る猫たちを見て、どうしても見過ごすことができず、家で飼っている猫の残したご飯をこっそりとあげたりしていました。空腹のため、一心不乱にカリカリを食べている姿を見ていると、とても切なくなりました。

 年が明けてからも、猫たちの姿を見るとカリカリをあげていましたが、春先に異変が起こりました。裏小屋の中からこれまで聞き慣れない、か細くて弱々しい猫の鳴き声を聞いたのです。小屋の中を調べてみたところ、4匹の目も開いていないような赤ちゃん猫を発見しました。私たちがご飯をあげていた猫たちのうちの1匹が子供を産んでいたのです。私たちは、これまで見たこともない小さな乳飲み子たちの姿を前にして、頭が真っ白になりました。産まれたこの仔猫たちをどうすればいいのか?このままの状況では、他の猫もこうして赤ちゃんを産んでしまう可能性がある、どうにかしなければいけないけれど、どうしたらいいのか?私たちは本当に途方に暮れていました。

 家族の中で何度も話し合いをしていましたが、何の解決策も出ないままに時間だけが過ぎていき、出てくるのは、このままでは産まれた仔猫たちが大きくなって野良猫が増えてしまうだけだという焦りだけでした。そこで、インターネット上の猫ブログなどから「TNR」や「里親探し」ということを知り、保護活動をされている方へ相談をしようということで、私たちの住む地域で活動されている「西濃地域猫の会」へ辿り着くこととなりました。

 野良猫の保護活動をされている方とお話をすることは初めてでしたし、今回のこの状況は「可哀相だから」ということだけでご飯をあげてしまった無知な私たちの行動の結果での相談なので、お叱りを受けることも覚悟しておりました。それでもやはり猫たちをどうにかしてあげたいという気持ちから、これまでのいきさつの説明と、自分たちは何をどうすればいいのか、ご協力はいただけるか、という内容のメールを送らせていただきました。こうした相談のメールは多く受けていらっしゃることでしょうから、お返事がいつになるかわからなかったのですが、会の管理者の方からはその日のうちにお返事をいただくことができ、スタッフの方とお電話で直接お話することができました。これまでの状況をあらためて説明したところ、とても親身になって聞いてくださったうえ、早急に行動しなければいけないということで、翌日には保護用の捕獲器を持ってわざわざ私たちの家まで足を運んでくださりました。こうして、数匹の猫たちを保護して避妊・去勢手術を済ませ、4匹の仔猫たちも保護して里親探しが始まりました。

 手術を済ませた猫たちを外猫として裏小屋へはなし、私たちが朝晩と規則正しくご飯をあげることによって、ゴミを荒らすこともなくなりました。また、仔猫たちの里親探しは会のHPを通じて、またスタッフの方のご協力のもとで、4匹全員が新しい家族に迎えてもらえることができました。里親希望の方が遠方からわざわざ来られて、仔猫が入ったキャリーを大事に抱えて帰られる姿を見ていたとき、野良猫として生きなければいけなかったかもしれない仔猫が、これからは身の危険やご飯の心配もなく、安心してその一生を過ごしていけるようになったと思うと、涙が出る思いでした。

 野良猫のTNRや仔猫の里親探しと、何もかもが初めての経験でした。この経験を通して学んだことは、「猫が好きだから」とか「猫が可哀相だから」と、その後に起こることも考えずにご飯をあげてしまうことが、どれだけ無責任なことだったかということです。本当に猫のことが好きであれば、猫たちが不幸にならないようにすることが必要なのだと思いました。正直なところ、TNRに関してネットで調べていた時点では、人馴れしていない野良猫に捕獲器で保護する際に大きな恐怖を与え、手術で身体にも傷をおわせてしまうということに、少なからず抵抗感もありました。しかし、その気持ちは、母猫から引き離されても一生懸命生きている小さな4つの命を見ているうちに変わりました。全国では保健所で殺処分されてしまう仔猫たちがたくさんいますが、野良猫として生きている猫のバース・コントロールさえされていれば、小さな命たちは無駄な死を遂げることもないわけです。猫たちは自分たちで出産計画することができないのですから、やはり人間が手を貸していかなければいけない、だからTNRが必要なことなのだと思いました。」




 「外猫の件で両親と意見が対立して険悪ムードが漂っていましたが、思い切って貴会へ相談したことをきっかけに家族内もまとまり、猫たちにとっても安心して生きていく環境をつくってあげることができました。」とYさんからのお礼のメールです。人間味のあるあたたかい方法で解決しようとするやり方を選択したYさんのお気持ちはきっと満足であったと思います。 
 
 体験談の中に「人馴れしていない野良猫に捕獲器で保護する際に大きな恐怖を与え、手術で身体にも傷をおわせてしまうということに、少なからず抵抗感もありました。」この気持ちはTNRをしようと思う人が誰でもまず初めに苦しむ問題です。猫をエサでだまして捕獲し、有無を言わせず避妊去勢手術をしてしまう。こんなことが赦されるのだろうかと。管理人も初めはずいぶん苦しみました。耳先カットでさえ悩みに悩み、平らに一直線に切ることで自分を納得させました。しかしこれでは大きく育った時に分からなくなってしまいます。
 1組の猫から1年間に生まれる仔猫孫猫45匹もの不幸な命が生まれます。猫問題は餌をやるなでは解決できないのです。会ではTNRのご相談をお受けいたします。どうぞお気軽にメールでお寄せください。あて先 西濃地域猫の会cat@art102.sakura.ne.jp
 
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