TNRリポートby西濃地域猫の会 (岐阜県)

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レンタルDVDを借りて 「食」を考える 3

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↑ ありあまるごちそう 予告編より

ありあまるごちそう 公式サイト こちらをクリツク

映画『フード・インク』『ありあまるごちそう』予告編 こちらをクリック

 食を考えるDVDの3番目はフード・インクの予告編にもありました「ありあまるごちそう」を紹介します。ゲオ、ツタヤ、楽天などのネットからレンタルできます。

監督・脚本・撮影 エルヴィン・ヴァーゲンホーファー オーストリア
2005年制作 ドキュメンタリー映画 95分

 1つ前に書いた「フード・インク」がアメリカ編ならば、こちらはヨーロッパ編ともいえる作品です。

内容を簡単に書きます。

・ウィーンで廃棄されるパンの量は、オーストリア第2の都市グラーツで食される量に匹敵する。

・スペインのトマトがトラックで3000kmもはなれたウィーンに運ばれる。

・フランスの小規模漁業は大規模漁業に変わり、魚の乱獲が始まった。

・アマゾンの熱帯雨林が1975年から開発されフランスとポルトガルをたした面積が大豆畑に変わった。ブラジルは大豆生産で世界1位。食糧輸出では世界2位大国でありながら、人口の25㌫(5000万人)の人が飢えや栄養失調に瀕しています。(管理人補足 ブラジルの貧富の格差は世界のトップレベルで人口の16%の富裕層が富の80%を占め、20%の貧困層のその割合は2%)

・ヨーロッパは家畜飼料の大豆を90㌫ブラジルから輸入。大豆は鶏肉に姿を変えて、人が食べる。つまり人がブラジルの熱帯雨林を食べつくすということです。生産者は冬場の暖房費が収益を圧迫、1羽あたり20セントの儲けだけ。オーストリアの鶏肉処理工場の全自動化された生産ラインの映像は眼を見張ります。


出演した国連特別報告者ジャン・ジグレール教授の言葉を列挙します。

「現在の世界経済なら120億人を養える、餓死は殺人にほかならない。」

「世界総生産の52㌫は多国籍企業500社によるもの。目的は利潤の最大化。」

「飢餓は毎日10万人が死んでいる。5秒に1人10歳未満の子供が餓死。ビタミンA欠乏で4分に1人が失明する。2004年では8億4200万人が栄養失調に苦しんだ。」(現在も数値は変わらない)

「豊かなEU諸国とアメリカは、国内の農民に対して補助金を支払っている。2004年では3490億ドル。1日に換算して10億ドル。それは農産物の不当廉売を招き、農業が崩壊する。農業が主産業の南半球では死活問題だ。」(例 アフリカ西部のセネガルでは地元産の農作物の3分の1の価格でヨーロッパ産の農産物が売られている)


 一部の大企業によって、中小企業者や労働者の仕事に無理が強いられます。仕事にありつけない人たちは飢餓に陥いっていきます。
 映画には出てきませんが、アマゾンの原生林で生きてきた、原住民と動物やすべての生き物たちはいったいどうなったのでしょう。
 企業が利益を最大限に追求するために、最も悲惨なのは一番底辺にいる物言えぬ動物たちです。大量生産される命はモノ以下としてしか扱われません。


 私たちには静かに対抗する手段があります。世の中をゆがめてしまうような企業が提供する品物は買わないことです。肉を食べるのを週1回だけにする。地場産の旬の農作物を買う。牛丼が1杯250円!ハンバーガーが1個100円!などと命を粗末に扱う企業からは買わない。そうすれば企業が私たちが希望するように変わらざるを得ないでしょう。

 そして何よりもまず、食べ物となった命に深い感謝をささげることです。命をモノとして扱うような世の中では人類の精神が病み疲れ、平和などあるはずがありません。命を尊べば、生き方が変わる。弱い立場の人たちや動物たちに優しい気持になる。食物となった命に感謝する。いじめ事件なんておきません。食料はありあまるほど存在しています。飢餓が起るはずがありません。

 すっかり企業の戦略に乗っ取られてしまっている現代の「食」の世界。企業のCMに踊らされるのをやめ、命への深い感謝をささげるならけっして間違ったいき方にはなりません。健全な食生活を取り戻すのは私たちの側にあります。自分は変わることができるのです。

 ありあまるごちそうの公式サイトには監督へのインタビュー記事があります。映画の理解の為にこちらも是非お読み下さい。

 お知らせ
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コメント

はじめまして

アメリカのアニマルシェルターで働いてるGumiです。

Food Incという映画もいいですよ。 肉だけではなく、野菜の扱いのひどさもこの映画をみて、初めて知りました。 
私の住んでる地域は、幸運にもオーガニックの野菜農園が豊富にあるし、自分でも畑をもってるので、夏はほとんど自分で取れた野菜を食べてます。

日本でもVegan Festivalなんてあるんですね! びっくり!

  • 2012/10/27(土) 09:13:45 |
  • URL |
  • Gumi Bear #tHPzONPw
  • [ 編集 ]

アメリカからお便りをありがとうございます。

 アニマルシェルターのお仕事お疲れ様です。さて日本は明治の初め頃までは数100年間も魚はいただくというベジタリアン民族でした。今では世界でも上位の肉食民族となっています。しかし肉食の弊害に日本国民の多くは気が付き始めています。再び菜食文化はモダンに若い人達に広がっていくと感じています。フードインクもこのブログの1つ前に取り上げましたのでお読み下さい。

  • 2012/10/27(土) 09:55:28 |
  • URL |
  • 西濃地域猫の会 管理人 #/5lgbLzc
  • [ 編集 ]

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